リアルは不満で居心地が悪く
学校もバイトも家もダメだと知り
残された道はもうなかった
リア充像はたしかに歪んでいたけれど
言い換えれば 個性的独創的オリジナル
憧れていた なりたかった
でもなれなかった
そんな願いを叶えてくれたのがネット
理想と妄想を語り事実のように錯覚させ
周りを酔わせ自分も酔っていた
なりたい自分を語ったが故に
嘘がバレるのも早かった
合わない辻褄 足りない知識
でももう後戻りはできない
浴びせられた罵声は嫉妬と思い
匿名性に任せて発した無責任な言葉
もう怖いものなどない
身の安全が保障される限り