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禁断の飴 パンドラの箱 (17/3964-YC3y)

歌詞
それはいつからあっただろうか
とある教会に存在した一粒の飴
まだ最初は誰も気づかず
放置されていた

しかしそれは空梅雨だった六月
誰かがその飴の存在に気が付いた
その飴はとても甘く
笑ってしまうほど美味しい物であった

それに気が付いた他の信徒たちも
飴を取っては舐め
甘く笑える快楽に
嵌っていったと言う

しかしそれを良く思わない人々がいた
それはかつての飴の所有者だった
彼らは教会に攻撃をしかけた
当然信徒たちもそれに応戦する

最初はかつての所有者たちの
数の暴力により一時期不利であったが
戦略は教団の方が強く
一気に逆転してしまう

これを重く見た司祭は一度教会を閉鎖し
ルールを変える事にした
それでも争いは終わらず
信徒たちは別の教会に移動する

その教会は廃墟同然でそこには
大量の忌々しき文字が刻まれた絵画があった
信徒達はそこで攻撃をしつつ
所有者の身元特定や暗殺を行った

争いはいつしか収まり
飴もいつしか放置されてしまった
教会が戻った後その飴の存在は
教団の歴史から消し去られてしまう

消し去られた麻薬の飴
今は誰も触れず話にすらしないだろう
けれどその飴は
今も誰かを狂気に陥れている

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