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尊師の足のうら 風吹けば名無し (14/8191-LM52)

歌詞
半開きにされた口
とめどなく垂れるよだれ ひくつく鼻
つぶらな目はまばたきすらせず
染み一つない天井を映す

終わることのない中傷
絶え間無く注がれる視線
だれも尊師をみない
だれも尊師をみとめない

数えきれないほどご飯をつくって
数えきれないほど水を飲ませて
数えきれないほどおしめを変えて
だけど何も変わらない なにもいわない尊師

だから今日はとっておきのプレゼントだよ
子犬を一匹つれてきたんだ
つぶらなおめめのラブラドール
真っ黒な毛並みの小さな子犬

重なっては離れ
離れては重なって
曖昧な境界を行き交う尊師とラブラドル
粘質な音だけを残して遊んでる

ぼくはなぜだかシラけてしまった
あそこにいるのはぼくのはずなのに
太陽の下元気になった尊師と手をつなぎ
買い物したかっただけなのに外食したかっただけなのに

またあの頃に戻りたかっただけ それなのに
あなたの笑顔を見たかった
だけど太陽から隠れるあなた
揺れるお尻 まるで光から逃げる月のよう

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